2015年1月3日土曜日

書評 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)

去年大変話題となっていた「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 」、図書館で予約をしていたのですが永遠に順番が回ってこないほどの人が順番に並んでいたので、やむを得ずkindle版を購入しました。

悩みのすべては人間関係であり、シンプルに考えることで解消する、と解説していると理解しました。世の中のビジネス本はどのようにするHow To本が多いのですが、Whyにフォーカスしているので、Why -> What -> Howと応用しやすい構成になっていることが、より実践的であり、過去読み継がれているアドラーを会話形式で具体的な例を元にわかりやすく説明していること、また身近な悩みに対する対処案であることが多くの読者を獲得している理由と思います。

一方、一回読んだだけで理解できるものではなく、何度も読み返す必要があると思います。会話形式なのでフレームワークに収まりづらいことと、そもそもフレームワークにあてはまらない論題だからかもしれません。

印象に残っているところを抜粋すると、

・行動の動機を『過去の「原因」』ではなく『「目的」』でとらえなおす。
・大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられるものをどう使うかである。「自己受容」
・他者の課題と自分の課題を切り離し、相手の課題には踏み込まない。自分の課題には誰一人介入させない。
・縦の関係から脱却し、横の関係を築くべき(相手をほめることも、しかることもなく、勇気づけする)。なぜなら『馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を呑ませることはできない』から。無限の信頼を寄せる。「他者信頼」
・自らの価値を実感できるのは他者からよいと評価されるのではなく自らの主観によってわたしは他者に貢献できていると思えること、共同体にとって有益なのだとおもえたときである。「他者貢献」

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