2014年5月19日月曜日

書評:ビジネス数学力を鍛える:グロービス田久保善彦:数字の作り方と読み方をかんたんに教えてくれる分かりやすい良本

今日は田久保善彦氏のビジネス数字力を鍛える (グロービスの実感するMBA) を読みました。

人を説得するためには当然根拠として何らかの定量的な情報を提示するために数字を作る必要がある一方、それを承認する側は本当にその主張が論理の飛躍なく言えているのか、正しく抑えることが必要となります。

この本は作る側のプロセスと承認する側の心構えについて、分かりやすく記載しています。

作る側のプロセス
1. 分析の目的をおさえる
2. 仮設を持ってどんな情報が必要かを洗い出す(マーケティング分析)
3. 適切な情報を収集する
4. 分析の際にどんな前提を置くべきか確認する(apple to apple)
5. 集めた情報を加工、計算をする
6. 目的に繋がる解釈をする(差・特異点・目標との差など)
7. 加工結果や解釈をわかりやすく表現する

振り返れば私自身は[1][2]をせずに[3]に進めてしまう、また[4]を拡大解釈して指摘されることがあります。また解釈がただ単に事実を説明するだけで具体的な行動に結びつかない事がしばしば。あと、自分だけで悩まずにディスカッションや現場などに赴いて定性的な観点からも考察することが大切だと感じました。

承認する側の視点としては、
意図を持って[3][4][5][6][7]を作成している可能性があることを理解しなければなりません。

企画担当など自分の提案を上司に承認してもらうような仕事をされる方は資料作り、上司の視点の理解に大変参考になると思います。よみやすくて2時間程度で読めてしまいますが内容は奥深いです。amazonのレビューも高評価となっています。