2013年4月21日日曜日

ホンダ イノベーションの神髄 独創的な製品はこうつくる 小林 三郎

本田宗一郎氏 創業のホンダ。ホンダに勤める知人が多いところもあり、商品開発の仕方、新しい商品創造の秘訣を何か得られればと思い、手に取りました。

ホンダ イノベーションの神髄――独創的な製品はこうつくる

作者はホンダ元経営企画部長 小林 三郎。

私も去年の10月から異動になり商品企画業務の担当となり、自分なりに一歩一歩商品検討を進めているものの、今までオペレーション部門が長かった事もあり、議論をぶつけながら商品を検討するプロセスになれないところが。そんなときに出会った本なので、いろいろと自分の業務に生かせることがありました。

気づいた点をいくつか。

・ホンダの商品検討は、ワイガヤ / A000(絶対価値) / 三現主義

 ワイガヤ
 社外でやる3日3晩の合宿 新しい価値やコンセプトを創りだす場。自分なりの考えを発言することを求められる「あなたはどう思うか」と問われていると、熟慮せざるを得なくなる。あなたの会社の存在意義 / 愛とは何か / あなたの人生の目的を意識することで、自分の言葉として伝えられるようになる。

 A000(絶対価値)
 商品のコンセプト。本質的で、ユニークで、前向きなもの。手段の一歩手前の状態。

三現主義
机上の空論ではなく、実際に“現場”で“現物”を観察し、“現実”を認識した上で問題解決を図るという考え方のこと。

・商品は理想と現実の間のどこか。

・オペレーションとイノベーションの違い。
 オペレーションは業務の比率は95%。成功率は95-98%。手法は論理・分析。論理的に正解を追求。一方イノベーションは業務比率は2-5%。成功率は10%。手法は熱意・思い。ユニークな本質を発掘。だからオペレーション担当にイノベーションを理解してもらうのが困難なのだ。 

・上司の意見は絶対か?
 「俺がしねと言ったら死ぬのか」のたとえ話が分かり易い。
 上司の意見が絶対であれば「俺がしねと言ったら死ぬのか」にも従わなくてはならない。上司も間違えることもある。だからこそ自分として考え抜く・熟慮する必要があるのだ。特にイノベーションはこれまでにない未知の領域なのでたんに上司からの指示にしたがってやっているようでは到底実用化などできない。上司に任せて逃げてしまうと一生逃げ続けることになる

・ラッキーな技術者。
  任せた以上口を出さないのが上司。悩んでいる部下に対して勇気を与える一言。商品を検討し、実験や検証を繰り返しているが、ゴールが見えないでいる際や不安がっている時に、君は「ラッキーな技術者だ。ライバルも同じように感じているはずだ。課題を解決できたらすごいものができてお客さんに喜んでもらえる。そして会社はサービスを提供することができる。そして君は昇給昇進するかもしれない。三方一両得(一石三鳥)だね」壁に突き当たったときにチャンスかもと前向きに考えてみる。問題が起きた時に大変だと悩むよりもチャンスだと前向きに考えるとけっかが大きく違ってくる。無理してまえむきに考えると良いアイデアがうかんでくる。

・イノベーションに向けては必ずさまざまな問題がおこる。このとき自ら動くことが大切だ。言い訳したり不平不満をいってもなにもかわらない。

・若い人には500億円の価値がある。くだらないことにくよくよ悩まずできることを着実にやっていこう

・どんな技術や製品、システムや手法でも100点満点はない。だから何が問題点なのかを常に考える必要がある。何か商品の押し売りがあった場合、いいことだけを話してくるかもしれない。そんなときは問題点を聴いてみると良い。商品の問題点が分からない程度の会社とつきあってはいけない。

・毎日面白いことを探してみる。そうして創造力を磨いていく。

・価値にはプラスの価値を増やす考え方とマイナスを減らす考え方がある

・低コスト化は品質を担保したあとに取り組む

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