2012年6月23日土曜日

生命保険のビジネスモデルは公共事業(電力・通信)と似ている:ライフネット生命保険のでぐちがWatch(出口治明氏のコラム)を元に考えてみる

ライフネット生命保険のでぐちがWatch(出口治明氏のコラム)に[新契約価値を見てください]が掲載されていました。「赤字なのに上場しても大丈夫ですか?」の質問に対して答えられています。

(1)開業前に多大のシステム投資等の固定費が発生
     従って加入者が増えれば増える程、規模の経済性の原理で1ユーザあたりのコストが
     抑制される

(2)生保会計は保守的に見積もられ多額の積立金が事前に必要[おそらく変動費]
生保会計の事はあまり詳しくありませんが1加入者あたりXX円等のように積み上げられていると推測すると30年後、40年後、加入者が死亡した後に積立金が利益をうむ仕組みと考えられる
       ( 間違っていたらご指摘ください )

(3)新契約時の事務費用[変動費]
    加入時の審査等で事務費が加算

従って長期的には利益がでるが、短期では赤字が続くビジネスモデルとなっています。

同じようなビジネスモデルには何があるかを考えてみますと、

電力
(1) 電力設備の構築
(2) 事故発生時に備えた積立金
(3) 新契約時の事務費用
但し、電力は国の補助金がありますし、実際には地域独占なので競争が無い点が大きな差異になります。

通信
(1) 通信設備の構築
(2) 積立金の概念は無いかと思います
(3) 新契約時の事務費用
積立金の概念がない点が差異ですが、初期固定費と契約時コストの考え方は同じです。

冒頭で生命保険のビジネスモデルは公共事業(電力・通信)と似ていると書きましたが利益の視点は、電力や通信よりもさらに長期的に考えなければならない業界かと思います。逆に考えると、今生命保険で利益を出している企業は10年、20年、30年前の結果であり、将来10年、20年、30年後の結果はまさに現状の取り巻く状況にどのように打ち手をとるかにかかっているともいえるのではと思います。

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