2012年6月18日月曜日

南壮一郎氏 「分析型スタートアップとは何か」楽天野球団の創業メンバー・ビズリーチ社長

先日schooで南壮一郎氏の講演があり伺ってきました。

『なぜ何をやっても成功(目的を達成)するのか?』成功する人とうまくいかない人にはどのような違いがあるのかを特に知りたくて講演を聴いてきました。

南壮一郎氏のプロフィール
モルガンスタンレー投資銀行部などを経て、楽天イーグルスの創業メンバーとなった経験があり、現在は、年収1000万円以上に特化した個人課金型転職サイト:ビズリーチ、及び「お得に贅沢体験」共同購入型チケットサイト:LUXA【ルクサ】を運営。ジュビロ磐田アドバイザーも務めていらっしゃいます。楽天イーグルスの創業メンバーにいたる経緯は絶対ブレない「軸」のつくり方に書かれています。

なにかひとつの物事に成功する人は、ほかのことでも成功されている方が多いです。そのような人の多くはMBAをとられたり、外国での生活が長かった経験があったり、コンサルタントの経験をされている方が大変多いと最近感じています。それはなぜか?今回の講演でもつくづく感じたのですが現状環境を正しくとらえることと、未来に仮説を立ててそれを広い視野で分析し論理的にまとめられる力に優れているからではないかと、感じました。その能力の醸成にはMBA等で徹底的に自分自身の考えを発表する場が多かったり、外国のように自己の主張を正しく論理展開することを教育される場にどっぷりつかっていたり、コンサルタントのように論理力を徹底的に必要とされる業務に携わった経験が不可欠であるようにつくづく感じます。

南壮一郎氏の立ち上げたビズリーチ転職サイトの経緯を振り返ってみます。
氏によれば、常に現状と理想のギャップを常に考えること、理想的なことを他の業界で置き換えてみること(ベンチマーク)の大切さを指摘されてました。ビズリーチはご自身の転職活動の不便さから理想を考えたもので、年収1,000万円以上の求人情報の探し方を「知人やヘッドハンターからの限られた情報から選択」から「ビズリーチに掲載している多数の求人情報から検索できる」へ転換し、『転職する側にも情報提供料として手数料が発生する点』です。

日本の転職ビジネスのほとんどはリクルート兄弟でした。リクルート以外の会社もリクルートから独立して運営されている企業がほとんど。すなわち、転職ビジネスはリクルートが生み出した新しいマーケットなのです。従ってこの環境に打ち手を変えて、より転職する側にとって理想の会社が見つかるような仕組みを導入されたのです。

導入する事前準備として、徹底的に環境、マーケットの歴史を調査し、また他国で導入されている企業がないかを調べ、ベンチマークとなる仕組みを考えて進められたとのことでした。大変印象的でしたのは『実際に同様なサービスを運営していた米国の会社の社長と面会し相談したことで、その会社がベンチマークとしてmatch.comのサービスを参考にしていると、認識された点』です。他の成功されている方でもいえることですが、有識者と徹底的に議論することでより新しい発見が得られるものだとつくづく感じます。

また、ビジネスを進める上で三木谷浩史氏の言葉でもある「大義名分」「王道」を大切にされている点を強調されていました。成功した後に後ろ指を指されないようにするためにも「王道」の重要さを説明されてました。

南壮一郎氏は世の中に変化を与えることに喜びを感じることから、このようなことに取り組まれているとのことで、氏は外国育ちで、日本人の長所でもあり短所でもあるのは「気にしすぎ・干渉しすぎ」ではないかと述べられている点が印象的でした。

『なぜ何をやっても成功するのか?』主題に戻りますと、常に身の回りの不便さを変えるための理想を考えて、環境と仮説を分析し、有識者の意見を取り入れてよりよいサービスにするために、精度を高められているからではないのか、そしてその信念を持ち続けられる点と解釈しました。

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