2011年2月13日日曜日

やるべきことに集中する為には「やってはいけないこと」を決める

やるべきことに集中するのは、なかなか難しいもの。実はその裏の、「やってはいけないこと」を決めたほうが、取り組みやすいのをご存じでしょうか?

たとえば、「運動をしよう」「たくさん歩こう」と考えるよりも、「エスカレーターは決して使わない!」「夜、腹筋を終えるまで眠らない」と決意するほうが、より一層、効果を発揮しやすい。仕事でいえば、「効率よく働こう」というよりも「水曜日は残業をしない!」と決意したほうが、効率が上がるのです。

禁止事項。これは、人を動かす力を持っています。中学校のときの校則を思い出してもらうといいのですが、「○○しなさい」という規則よりも、「○○してはいけません」という規則のほうが、しっかり記憶されていたのではないかと思います。「してはダメ」というほうが、脳裏に焼き付き、その人の行動を拘束するのです。

実は脳科学的には禁止事項 ( NOT ) を認識する力が無い為、記憶に残る傾向があるのです。ただ、注意しなければならないのは、自分がやりたいと思っていることに対して、「これは高度で苦手」というように、ネガティブに考えると本当にできなくなってしまうこと。自分が本当にやりたいと思っていることはポジティブに、本当に辞めたいと思っていることをネガティブに考えてみましょう。

なお、「やらないこと」を考える事で大きな結果を残している企業も多々います。いわゆる「選択と集中」ですね。

例えば、顧客満足度No.1の米サウスウェスト航空(Southwest Airlines)はどんなにもうかっても「遠距離や国際線の運航はやらない」と決めている。


サウスウェスト航空は金をかけずに顧客を楽しませる。ラップで機内アナウンスを行うフライトアテンダントの映像

任天堂だって、潤沢なキャッシュを背景に多角化戦略も可能だが、「ゲームや遊びビジネス以外はやらない」と決めている。1000円カットの理容チェーン、QBハウスだって、断固として「シャンプーはしない」方針を崩さない。不況期に強い企業は「何かに集中する」前に、「何をやらないかを決めている」点が特徴だ。

やるのをあきらめる――ではなく「しなくてもいい仕組み」を考える。

個人における「選択と集中」を行うために、使い勝手のいいフレームワークがある。それはブルーオーシャン戦略でしばしば用いられたERRCだ。ERRCはご存知の方も多いと思うが念のため、以下のような意味の頭文字である。

Eliminate=取り除く
Reduce=減らす
Raise=増やす
Create=付け加える

つまり、取り除き、減らすことによって無駄な労力を抑え、その分、もっと価値ある部分を増やしたり、新しい価値を付け加えたりしようと言うものだ。中でも「取り除く」と「付け加える」のコンビネーションが一番、強力であり、イノベーションを起こす可能性が高い。新しい価値を生み出すために、同時に古い何かを捨てる潔さが、競争と変化の激しい現代に生きる僕らに大切なことだと思う。

もう、新聞は読まない→それを上回る貴重な情報を得る? それは何か? どこで?
もう、結婚はしない→それで得られる膨大な時間を何に費やすか? 結婚以上に人生の満足度が得られるものか?
もう、英語はやらない→通訳やとえばいいじゃん。でも、それを上回るスキルを身につけるには? 代わりに中国語やるとか?
もう、会社に行かない→自宅でも現在の収入以上を得る方法は何があるか?

――などなど「何をやらないかを決める」ととってもスッキリするはずだ。何でも万能な能力が求められがちな世の中だが、「やりたくない!」パワーが強力であれば、それを不要にしてしまう仕組みを作り出すパワーも強力なはず。ぜひ、自分が自分らしくあるために「何をやらないかを決める」を実行してみてほしい。

Source: 上司からの残業指示を無視するとオトコが上がる!?
任天堂は「やらないこと」で目標を達成した

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