2011年2月21日月曜日

中東各地でデモ:リビア(カダフィー大佐) 100名死者、クウェート、イエメン、ジプチ、北アフリカアルジェリア

中東各地でデモが繰り広げられています。もともとの発端は我々には遠い世界、と思いがちですが、彼らの国には飛行機を使えば20時間もあればついてしまう、そんな国々なので、興味を持つべきとおもうところです。ニュースだけですと、彼らの国がどんな国なのか、どんな政治なのか、全く分からないので、調べるしかないのです・・。で、ちょっとしらべてみました。まず、そもそもイスラム圏の政治はどんな政治なんだろう、かと。



で、こちらのサイトを読んでみると、それぞれの国の政治情報が細かく掲載されています。

トルコ
議院内閣制。複数政党制。一院制議会(定数550、任期5年)、普通選挙(大選挙区比例代表制、議席獲得最低得票率10%)。現在の政権与党は公正と発展党(イスラーム政党、363議席)。政党の議席獲得最低得票率が高く、比例代表制でありながら死票が多い(死票は得票率10%以上の各政党に、その得票率に応じて議席配分される)。軍部の政治への影響力が指摘される。

イラン
大統領制(公選制、三選禁止)。複数政党制。一院制議会(定数290、任期4年)、普通選挙(大選挙区制、有権者は選挙区の定数まで投票可能。5人区ならば候補者5名まで投票できる)。選挙は個別の政党よりも保守派/改革派といった対立の構図で争われ、現在は保守派が優勢。最高指導者、憲法擁護評議会、司法権長の権限などが批判される。

イスラエル
議院内閣制。複数政党制。一院制議会(定数120、任期4年)、普通選挙(全国区比例代表制、議席獲得最低得票率2%)。現在はカディマ(29議席)を中心とした連立政権。政党の議席獲得最低得票率が低いことから常に連立内閣となり、政権の不安定性が指摘される。

―共和制アラブ諸国―

アルジェリア
大統領制(公選制、三選禁止)。複数政党制。二院制議会:上院(定数144、任期6年)、地方議会からの間接選挙96議席、大統領任命48議席。下院(定数389、任期5年)、普通選挙(小選挙区絶対多数制)。首相は大統領による任命。現在は下院第一党の民族解放戦線(199議席)の党首が首相を務め、民主国民連合(47議席)との連立内閣となっている。イスラーム救済戦線(FIS)は非合法のままだが、他のイスラーム政党は認可。

チュニジア
大統領制(公選制、任期に制限なし)。複数政党制。二院制議会:下院(定数189、任期5年)、普通選挙(小選挙区単純多数制)による152議席と各選挙区の死票を集計し各政党の得票率に応じて議席を配分する37議席。現在は、すべての選挙区で与党の立憲民主連合の候補者が当選し、選挙区での議席を独占。野党は死票の集計による議席配分のみ。イスラーム政党は非認可。

リビア
ジャマヒリーヤと呼ばれる、特殊な「直接民主主義」体制。政党禁止、普通選挙なし。

エジプト
大統領制(公選制、任期に制限なし)。複数政党制。一院制議会(定数454、任期5年)、普通選挙(すべて2人区の222選挙区)による444議席、残り10名は大統領による任命。現在の与党は国民民主党(311議席)。政権による選挙妨害が、半ば公然と批判される。イスラーム政党は非認可だが、ムスリム同胞団の無所属候補者が88名当選。

スーダン
大統領制(公選制だが、2000年の選挙を最後に実施されていない)。複数政党制。現在は2005年の「包括和平合意(政府と南部の反政府勢力との内戦終結)」に基づく移行期間とされ、大統領任命の下院(定数450、政府・元反政府勢力・野党の各代表)と以前の議会からの間接選挙による上院(定数50)による暫定二院制議会。2009年に総選挙を予定。現在の与党は、国民会議党。イスラーム政党は認可。

シリア
大統領制(憲法によりバアス党は「国家と社会を指導する党」とされ、バアス党党首が議会で大統領候補に選出され、国民投票により信任される)。複数政党制(政党を認可する法律がなく、バアス党が指導する進歩国民戦線という翼賛的政治同盟への加盟を認められない政党・政治組織は「非公認」とみなされる。事実上の一党独裁)。一院制議会(定数250、任期4年)、普通選挙(大選挙区制)。現在、国民進歩戦線は167議席で、そのうちバアス党が132議席。他の83議席はすべて無所属とみなされる。シリア・ムスリム同胞団は、1980年に非合法化。

レバノン
大統領制(議会指名、任期6年)。大統領、首相、議会議長が権力の行使を承認・監視しあう「トロイカ(三頭)体制」。複数政党制。一院制議会(定数128、任期5年)、普通選挙(大選挙区制)。宗派制度のもと、議会の議席と内閣の閣僚ポストをキリスト教徒とイスラーム教徒に1対1の割合で配分することが明文化されており、キリスト教マロン派、イスラーム教スンナ派、シーア派がそれぞれ大統領・首相・議会議長に就くことが不文律として認められている。宗教・民族政党は認可。

イラク
大統領制(議会指名)、首相は大統領による任命(実際の権限は首相が行使する。事実上の議院内閣制)。一院制議会(定数275、任期4年)、普通選挙(全国区比例代表制)。上院開設を準備中。現在の与党は、シーア派の政党連合であるイラク統一同盟(128議席)。2003年イラク戦争以降の混乱が続く。

イエメン
大統領制(公選制、三選禁止)。複数政党制。一院制議会(定数301、任期6年)、普通選挙(小選挙区単純多数制)。現在の与党は国民全体会議(229議席)。イスラーム政党は認可。

パレスチナ
自治政府(大統領公選制)。複数政党制。一院制議会(定数132、任期4年)、普通選挙(大選挙区66議席・比例代表66議席、大選挙区にはキリスト教徒への議席配分6を含む)。首相は大統領による任命。現在はハマース(74議席)を中心とする連立政権。大統領と首相の職務権限およびその関係については不明確。欧米からの援助停止、イスラエル軍侵攻による混乱が続く。

―王制アラブ諸国―

モロッコ
憲法上、立法権は国王と議会、行政権は国王に属するが、国王は下院総選挙第一党の党首を首相に任命し、実際の権限は首相が行使する(事実上の議院内閣制)。複数政党制。二院制議会:上院(定数270、任期9年)、地方議会などからの間接選挙。下院(定数325、任期5年)、普通選挙(大選挙区制で295議席、女性議席30)。現在の与党は、人民勢力社会主義同盟(50議席)を中心とする連立政権。イスラーム政党は認可。

ヨルダン
立法権は国王と議会、行政権は国王に属する。複数政党制。二院制議会:上院(定数40、任期4年)、国王による任命。下院(定数110、任期4年)、普通選挙(大選挙区制で104議席、全国区制で女性議席6)。首相は、議会と関わりなく国王が任命。イスラーム政党は認可。

サウジアラビア
立法権、行政権は国王に属する。政党禁止。立法権を有する議会なし。諮問評議会(定数151、任期4年。立法権はなく、政府に対し助言・提言を行なう機関)、国王任命。首相(閣僚会議議長)は国王ないし王族。2005年、州諮問評議会の議席の半数に対し選挙実施(女性参政権なし)。

クウェート
立法権は首長と議会、行政権は首長に属する。政党禁止。一院制議会(定数50+首相・閣僚)、普通選挙(すべて2人区の25選挙区、有権者は候補者2名まで投票できる)。首相は、議会と関わりなく首長が王族を任命。

バハレーン
立法権は国王と議会、行政権は国王に属する。政党禁止。二院制議会:上院(定数40、任期4年)、国王任命。下院(定数40、任期4年)、普通選挙(小選挙区絶対多数制)。首相は、議会と関わりなく国王が王族を任命。

カタル
立法権は首長と議会、行政権は首長に属する。政党禁止。2003年新憲法により、一院制議会(定数45。普通選挙による30、首長任命による15)開設を準備中。首相は首長が王族を任命。1999年より、地方諮問評議会選挙を実施。

アラブ首長国連邦(UAE)
立法権、行政権は連邦大統領(アブダビ首長)に属する。政党禁止。立法権を有する議会なし。連邦諮問評議会の議員(定数40)は、7首長国それぞれの首長が割り当てられた人数を任命してきたが、2006年に議席の半数に対して初めて選挙が実施された(選挙人は7首長それぞれによる任命。任命選挙人から立候補者。7首長国ごとに選挙)。連邦首相はドバイ首長。

オマーン
立法権、行政権は国王に属する。政党禁止。立法権を有する議会なし。普通選挙による諮問評議会(定数83、任期4年)と国王任命の国家評議会(定数59、任期4年)。国王は首相、国防相、財務相、外相を兼務。

国によってですが、独裁政治が多い印象を受けます。この政治がある日突然デモの嵐にあっているわけですが、国民をないがしろにしている政治をしていては、最後は大きなつけが巡ってくるということでしょうか?

現代はTwitterやFacebookなど、放送に変わる情報共有ツールにより、人々の意見を聞ける、発言できる環境があることが、これらの政治に影響を与えている。そういう意味でもインターネットの発明というのは革命的ですね。次はどんなコミュニケーションツールが世界を幸せにしてくれるのだろうか!

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