2010年8月16日月曜日

[書評]正義とは何なのか? What is Justice ?

今、世間で売れているのが、日本語:これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学English:Justice: What's the Right Thing to Do? Michael J. Sandel
。私も既に読んでいる訳ですが、今日エチカの鏡でやっていたので再び読みふけってしまった。

この本はハーバードのとある講義をまとめたものである。1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか、どちらも正しいと言われる状況の中でより深く、より分析した上で一つの答えを短期間で出さなければならない。ここまで過酷な選択はなくとも人生の中で日々選択を繰り返している訳である。社会に生きるうえで私たちが直面する、正解のない、にもかかわらず決断をせまられる問題、そのような状況に過去の偉大な哲学者がどう考え、どう行動したのか、ここに我々が決断する、相手を説得するためのヒントがあるのでは?と思う訳である。

ビジネスにおいては素直に売る/買うというプロセスだけを進めるのであればより容易である。しかしながら企業が大きくなればなるほど、企業内プロセスは複雑化し、判断も多様な中から選ばなくてはならない。さらにその決断をステークホルダ間でコンセンサスをとらなくてはならない。そのような決断をする為の一つの気づきになる本であろう。

プライベートにおいてもさまざまな選択を余儀なくされる。過酷な選択をしなければならないとき、何が正しいのか?というと行動したことを正しいを信じるしかない。しかし、その行動をする上の考えを学ぶ良い本であるとおもう。

下記に実際のHarvardの講義をまとめているので参考あれ。私のお仕事である外国交渉なんて理論も通じないし訴訟も当たり前で何がなんだか分からなくなる事がしばしばですが、そんなときに、どのように説得したらよいのか、ヒントとなるものにはなりましたよ。























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